今、話題の三七人参についてお話します③
薬用人参の有効成分としてはサポニンが知られています。
お湯に溶いた時、泡立つ成分がそれです。
人参サポニンの研究からは、人参サポニンには中枢神経系に働き興奮的に作用する陽性タイプ(トリオール系)
と抑制的に作用する陰性タイプ(ジオール系)があって、その効果も疲労回復、貧血の改善、血小板凝集抑制、
食欲増進、精神安定、血管拡張、鎮痛、解熱、インシュリン様作用など多岐にわたることが知られています。
三七人参には朝鮮人参の数倍のサポニンが含まれるとともに、陽性タイプと陰性タイプのバランスが
とれているのが特徴といえます。朝鮮人参の場合には陽性のサポニンの作用が中心となります。
三七人参の効用の特徴は血液の流れをよくする作用です。
三七人参のサポニンには粘った血液をサラサラと流れやすくする血小板凝集抑制作用や、
血液の循環をよくする血管拡張作用がありますが、同時に線溶活性と呼ばれる血栓(フィブリン)を溶かす働きもあります。
その結果、打ち身などで内出血をし、青あざになった状態や、漢方で「瘀血(おけつ)」とよばれる血液が滞って
流れにくい状態を改善したりする効果が発揮されるのです。
三七人参によって肝臓機能が高められると、血液機能を活性化させる因子も十分に作られるようになります。
三七人参が我が国で注目され始めたのは「片仔癀(へんしこう)」という中国の薬が大変よく効くと評判に
なったからです。実は片仔癀の成分の85%を占めていたのが三七人参でした。
漢方では「肝は血を臓す」といいますが、赤血球、白血球、血小板を除いた血液成分のすべては肝臓で作られています。
三七人参は「血液に関する一切の病気に効く」とされています。







