睡眠時無呼吸症候群
眠りに落ちると体の力が抜けますが、すると舌がのどの奧に落ち込んで上気道を塞いでしまい、呼吸ができなくなることがあります。
ここまでならなくても、大きなイビキをかいているときは、やはり空気の通りが悪くなっていることを示しています。
そのため、夜間に目が覚めたり、熟睡感が得られず、日中に強い眠気が起きます。
この様な状態を睡眠時無呼吸症候群といい、放置しておくと、下記に示したような合併症、
特に虚血性心疾患や脳血管障害など命にかかわる病気が発症しやすくなるので、十分に注意が必要です。
♠なりやすい人は・・・・
・中年以降の男性
・太っている
・首が短くて脂肪が多い
・上気道が狭い
・下あごが小さい・後退している
・扁桃腺肥大 など
♠主な症状・・・・
・日中の眠気
・睡眠中の頻繁な呼吸停止
・激しい大きなイビキ
・睡眠中の窒息感やあえぎ呼吸
・夜間の頻尿
・朝の頭痛
・覚醒時の倦怠感、口渇
・記憶・集中力の減退
・抑うつ状態
♠主な合併症
・高血圧、肺性心、不整脈、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)
・低酸素血症、認知障害、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)