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よくある漢方相談

漢方薬と腰痛

漢方では腰については「腰は腎の府」、「腰は腎の外府」と言われており、五臓六腑の「腎」と深い関係にあります。

漢方理論では、人間が老化すると言うことは、「腎」が衰えていくことですので、腰痛の背景に「腎虚」すなわち老化現象が存在します。

また、若い人でも一時的な過労やストレスが原因で、腰痛(ぎっくり腰など)が発生することがあります。

また、腰痛に対する西洋医学的な検査では、とかく腰椎など骨の状態を重視しますが、骨よりも、それを支えている筋肉が衰えたり、

柔軟性を失うことから腰椎などに負担がかかることで発生するケースが多く見られます。

(この場合、筋肉を支配している「肝」の問題(ストレス、飲酒など)が背景にあることが多いです)

♠よく見られる腰痛のパターン

急性の腰痛

①風邪のパターン

風邪を引くというのは、一般的に「風寒の邪」と呼ばれるものが主に上半身の体表部に張り付くことで発症しますが、

この時に背中むの真ん中を背筋に沿って走っている「太陽膀胱経」と呼ばれる経脈が侵されると、腰部の「気」や「血」の流れが悪くなって、腰痛が発生します。

腰痛症とともに、風邪の症状(寒さや発熱、体のだるさなど)を伴い、腰部を温めると痛みが和らぎます。

②環境(寒湿)パターン

加齢、過労、睡眠不足などで腎虚となり、寒くて湿気の多い環境を受けて、腰部における気血の流れが阻害されて痛みが発生します。

冷えだけではなく湿気もからむので、重だるい痛み方が特徴で、冷えると痛みが悪化します。

また、雨の日など湿度が高くなると痛みが増すのもこのタイプの特徴です。

慢性の腰痛

①腎虚パターン

腰痛症で最もよく見られるパターンで、「腎虚」であるがゆえに体内の水分代謝に問題が生じて、体内に余分な「湿」が生じて、

環境の湿気(湿邪)の影響を受けやすくなって発症するものです。

腎虚といっても、冷えを強く感じる腎陽虚タイプか、足の裏のほてりや上半身ののぼせ感などを伴う腎陰虚タイプに分かれ、

更に胃腸機能に問題があるかないかなどによって、用いられる処方が変わってきます。

共通する随伴症状としては、腰以外にも膝などがだるいか無力感があり、頻尿または尿の出が悪い、疲労により腰痛が悪化するなどの腎虚の症状が見られます。

②腎精不足パターン

加齢などにより生命の根源物質でもある「精」を消耗することで、腎虚に加えて「肝血虚」と呼ばれる状態になり、冷えや湿気の影響を受けて発症するパターンです。

引きつるような強い痛みを伴いやすく、鼠径部にも痛みを感じる事があります。

また、どちらかというと女性に多く見られ、精神症状としても憂うつ感を伴いやすいという特徴があります。

③ストレスパターン

漢方理論では、ストレスは主に筋肉のなめらかな動きを支配している「肝」に悪影響を与え、筋肉が凝りやすくなります。

腰部の筋肉のコリは、関節などの柔軟さを失わせるほか、腰痛の原因となります。

このタイプの腰痛の特徴としては、痛む場所が動く、日によつて痛み方が違うなどのほか、

「肝うつ」の症状として、胸や脇が張る、消化器でのガスの発生が多いなどといった自覚症状を伴います。

また、このタイプの腰痛は、全身の血流量を調節している「肝」の不調から、瘀血化しやすく、そうなると治療に時間がかかります。

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