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よくある漢方相談

中医学六体質の特徴③ 「陰虚」「痰湿」

「陰虚」(水の足りないタイプ)・・・微熱、耳鳴り、寝汗、から咳

「水」が不足して体の潤いが足りない状態を指します。

水は「陰陽」の「陰」に属し、体内の陰陽のバランスを保つために「体を潤し、熱を冷ます」という重要な役割をしています。

女性は更年期が近づくと、のぼせ、ほてり、カッと汗をかくなどの症状を呈しますが、これも陰虚と関係しています。

その他、「陰虚」の人はやせぎみ、頬が赤みをおびやすく、微熱、耳鳴り、寝汗が現れやすいです。

体の潤いが足りないため、肌がカサカサし、から咳、目の乾燥、口や咽が乾き、便がコロコロして硬いなどの症状も現れてきます。

舌の色は赤くて、時に表面には裂け目があり、苔は少ない、またはほとんどないこともあります。

「痰湿」(水の停滞したタイプ)・・・肥満体、血中コレステロールや中性脂肪が高い、痰が多い

水は流れが滞ると、濁ってきます。体の中でも水分代謝が悪いと、余分な水分や脂肪分が溜まった「痰湿」の状態になり、

ニキビ、吹き出物、痰、おりもの、時には軟便や下痢になって体の外に出ようとします。

「痰湿」タイプの人は暴飲暴食、脂っこいものや甘いものの摂りすぎ、運動不足の傾向があり、肥満や高脂血症(脂質代謝異常症)になりやすいです。

ひどくなると動脈硬化、狭心症、脳梗塞にもなります。

その他、頭が重い、体が重だるい、吐き気やめまいが出やすい、痰が多い、むくみなどの症状も現れます。

体が冷えて、舌に白いベトベトした厚い苔が見られる「寒タイプ」と

体に熱がこもり、舌に黄色いベトベトした厚い苔が見られる「熱タイプ」があります。

 

大まかな体質別3シリーズどうでしたか?

実際はこれらが複数絡み合ってる方なども多くいます。

適切な漢方薬を選ぶのは問診といってお客様のお体のことを詳しく聞くことが重要になります。

この問診には当然知識が必要となります。症状で見るのではなく根本、原因、弱さを立て直すことが最も重要なことなのです。

漢方の岩本薬局ではお客様一人一人にお時間をいただきしっかりとご相談お悩みをお聞きします。

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