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よくある漢方相談

天気や気圧でめまいが気になるとき|漢方で考える体のサイン

天気や気圧でめまいが気になる。漢方ではどう考える?

天気や気圧の変化に伴うめまいは、耳の病気だけでなく、体内の水分の偏りや疲れが重なるサインとして漢方で考えます。ただし、急な聞こえにくさ、手足のしびれ、ろれつの回りにくさを伴うときは、養生より受診を優先してください。漢方薬の服用は、薬剤師に状態を伝えたうえで判断しましょう。

雨の前に頭が重い、ふわふわする。台風が近づくと立ち上がりにくらっとする。睡眠、胃腸、冷えも重なります。

めまいには、ぐるぐる回る感じ、ふわふわ揺れる感じ、立ちくらみなどがあります。受診を急ぐサインと、体調を見直す視点をご紹介します。

天気でめまいが気になるときのYes/Noチェック

上から順にたどってみてください。「はい」に当てはまれば、体質を考える前に医療機関への受診を考えます。

天気で気になるめまい Yes / No手足のしびれ・ろれつの回りにくさ・強い頭痛がある?はい:救急へためらわず医療機関へいいえ急な聞こえにくさ・耳の詰まり感を伴う?はい:耳鼻咽喉科へできるだけ早く受診をいいえ雨や気圧の変化で頭が重く、吐き気もある?はい:水分の偏りを振り返る目安にいいえ疲れや寝不足のとき、立ちくらみもある?はい:気血の不足を振り返る目安にいいえどちらにも当てはまらないときもめまいが繰り返す・続くなら耳鼻咽喉科などで原因を確認

図:天気で気になるめまいの確認順。受診の目安を先に確認しましょう。

漢方では、めまいを体のサインとして見る

漢方では、体の水分が偏ってめぐりにくい状態を痰湿(たんしつ:体にたまった余分な水分)と捉えます。雨の日に頭が重い、胃がもたれる、耳が詰まったように感じる場合は、この視点で振り返ります。

疲れやすいときは、気虚(ききょ:体を動かす力が不足した状態)も関わることがあります。耳は腎(じん:生命力の土台)と関係が深いとされ、冷えも確認します。

同じめまいでも背景は一つではありません

耳の状態、睡眠、食事、服用中の薬もあわせて確認します。病名を自分で決めず、繰り返す場合は検査につなげましょう。

セルフチェック:気になるサインを書き留める

受診時や薬剤師への相談時に役立つ4項目

  • ☐めまいの感じは「ぐるぐる」「ふわふわ」「立ちくらみ」のどれに近いか
  • ☐雨の前、朝、食後、立ち上がるときなど、起こりやすい時間帯はあるか
  • ☐耳鳴り、聞こえにくさ、耳の詰まり感、吐き気を伴うか
  • ☐睡眠、食欲、胃もたれ、冷え、首肩のこりに変化はあるか

メモがあると、症状の経過を医師や薬剤師に伝えやすくなります。

気圧の変化がある日に見直したい養生

めまいがある日は、予定を詰め込まず、転倒に気をつけてゆっくり動きましょう。水分量を指示されている方は、医師の指示を優先してください。

頭の重さ・胃もたれが重なるとき

冷たい飲み物、甘いもの、脂っこい食事が続いていないかを振り返ります。食事は腹八分目を目安に、温かい献立を選びます。

はと麦大根しょうが海藻

水分を極端に控えず、食事の量や時間を整えることから始めます。

疲れ・寝不足・立ちくらみが重なるとき

朝食を抜く、夕食が遅い、睡眠が短い生活を振り返ります。温かい食事をよく噛み、休息の時間を確保します。

米山芋かぼちゃ鶏肉

急に立ち上がらず、いったん座ってから動きます。立ちくらみが続く場合は内科などに相談してください。

冷えや足腰のだるさが重なるとき

首、足首、腰まわりを冷やさず、入浴後は早めに休みます。体調に合わせた室内での軽い体操もよいでしょう。

黒ごま黒豆くるみ山芋

食材は日々の食事に取り入れる目安です。持病や食事制限がある方は、主治医の指示を優先しましょう。

こんなめまいは、早めに医療機関へ

受診を急ぐサイン

天気がきっかけでも、別の病気が隠れることがあります。市販薬や漢方薬を自己判断で重ねず、医師・薬剤師に伝えてください。

  • 手足のしびれ、ろれつの回りにくさ、物が二重に見える、激しい頭痛を伴う → 脳の病気の可能性もあるため、救急を含めてすぐに受診してください
  • 急な聞こえにくさ、耳の詰まり感、強い耳鳴りが出た → できるだけ早く耳鼻咽喉科へ。突発性難聴は早期の治療が大切です
  • 初めての強い回転性のめまい、歩けないほどのふらつき、繰り返す嘔吐がある → 当日中の受診を考えてください
  • めまいが何度も繰り返す、日常生活に支障がある → 耳鼻咽喉科や内科で原因を確認しましょう

漢方の岩本薬局でのご相談

当店では、めまいの時期や様子、耳、睡眠、胃腸、冷えを薬剤師が伺います。同じ症状でも、体質によって選ぶ漢方薬は異なります。個別の服用判断は、服用中のお薬を確認してからご提案します。

耳鼻咽喉科や内科で治療中の方も、お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせを確認したうえでご相談に応じます。検査結果や医師から説明された内容がわかるものもお持ちください。男性の薬剤師が中心にお話を伺いますので、男性の方も相談しやすい環境です。

まとめ

天気や気圧の変化で気になるめまいは、水分の偏り、疲れ、冷えなどを見直すきっかけになります。一方で、急な聞こえの変化や神経の症状を伴うめまいは、早めの受診が欠かせません。症状を記録し、医療機関で原因を確認して、体質に合わせた向き合い方を考えましょう。

漢方の岩本薬局へのご相談

天気や気圧で気になるめまいについての漢方相談は、ご予約をお願いしております。薬剤師がお一人ずつ時間をかけて、体質や生活の様子を伺います。ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。

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この記事を書いた人

薬剤師 岩本 純一

漢方の岩本薬局 代表。病院の薬局に勤めたのち、秦野市の岩本薬局で、お一人おひとりのお話を伺いながら漢方のご相談を続けています。

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