血管の若返り①
血管の若返り
人は血管とともに老いるといいます。
心臓は1日に10万~12万回拍動して血液
を送り出し、全身の血管を巡ります。
それが絶え間なく一生のあいだに繰り返され
るわけですから、血管が老いるのは仕方がな
いことでしょう。
問題なのは、血管が先に老いる場合です。
実年齢以上に、血管の老化が進んでいる人で
す。その先は、血管が詰まる、破れるなど、
命に関わる疾患につながりかねません。
実際に、脳梗塞や心筋梗塞など重篤な疾患で
病院に運ばれたときに、「血管が詰まっていた」
「動脈硬化が進んでいた」ということを初めて
知ったという例は少なくありません。
この様に、血管は、老化していても自覚症状
がないのが恐ろしいところです。
しかし、自覚症状はなくても、血管はサイン
を出しています。「傷み始めているよ」という
声なき声です。
そのサインとは、高血圧や高血糖、肥満、中性
脂肪やLDLコレステロール値が高いことなど
に反映され現れているのです。
大事に至る前に、血管の老化にストップをかけ
たいものです。