三七人参で痛みを消す①
●痛みの原因物質・プロスタグランディン
痛みや炎症のある部分の血管の中ではプロスタグランディンという物質が作られています。
プロスタグランディンとは血管壁の細胞膜の脂質成分(アラキドン酸)を利用して作られるホルモン様物質で、血管を拡張して血液が集まりやすくしたり、
血管の透過性を増大させて血管壁を白血球が通りやすくしたりして、カラダの修復を早めるために働きます。
ところがプロスタグランディンによって集められた白血球は細菌やウイルス、あるいは壊れた細胞や老廃物、異物の処理に多量の活性酸素を放出するため、
周辺の正常な細胞まで破壊されて発熱や炎症が拡大し、症状は一時的に悪化の様相を呈します。
アスピリン、ロキソニンなど鎮痛剤・消炎剤と呼ばれるものは、このプロスタグランディンが出来ないようにする薬(合成阻害剤)です。
ステロイド剤(免疫抑制剤)は白血球が働き過ぎないようにして痛みや炎症を抑える薬です。