足腰が疲れやすい人へ
歩く機会は減る一方。歩けばすぐのところでも、電車やバスを使ったり、たくシーを拾いたがったりで、少し歩いただけですぐに疲れてしまう人が増えています。
足を使って歩くことが少なくなると、私たちのカラダは①全身の三分の二の筋肉が集まっている足腰が衰える・・②全身の運動量が減る・・
③よけい足腰を使わなくなって運動不足が加速される・・④椎間板などの腰痛症や生活習慣病の引き金になる「運動不足病」を引き起こす。
といった変化が起こってきます。
「運動不足病」というのは、アメリカの心臟専門医ハンス・クラウス、ウイルヘルム・ラアブの両博士が名付けた、運動不足によって起こる身体のバランス失調症のこと。
特に足腰の運動不足は、血管を詰まらせ、心臟と脳細胞にダメージを与えるといいます。
そこで、足腰を中心にした全身運動が要求されるのですが、この場合の基本的な注意は、座ったり寝ころんだりする時間よりも、立っている時間を出来るだけ長くすることです。
そして、出来るだけ「歩く」ようにしましょう。
歩くことは、足腰を丈夫にするだけでなく、内臓や脳の働きを活性化させる全身運動でもあるのです。
また、歩くことは「ちょっと疲れたな」と思ったときの、疲労回復にも効果があります。
疲れを感じたときは、少しその辺を歩いてみてください。気分転換にもなって、疲れも取れます。