打撲には治打撲一方
☆打撲には治打撲一方(ちだぼくいっぽう)
打撲は漢方医学では「瘀血(おけつ)」ととらえます。
特に内出血しているケースでは、出血して使い物にならなくなった血が体内に滞留している状態なので、瘀血の状態と考えられるわけです。
打撲だけでなく、捻挫や骨折などの外傷により腫脹・痛みが現れる場合も瘀血と考えて対処します。
この様な外傷性の瘀血に対しては通常の駆瘀血剤(桂枝茯苓丸など)も用いられますが、これに特化した処方を日本の香川修庵が創方しました。
それが「治打撲一方」です。川骨・僕樕?大黄・川芎を中心に強い駆瘀血作用や消炎作用を示し、腫脹や痛みを速やかに改善します。