漢方薬の気になる副作用についてご紹介します!
漢方薬は植物由来、動物由来、鉱物由来の生薬で作られています。
植物の根などを加工したものが生薬で附子や大黄などその他にも沢山ありますし、加工せずそのままの天然のものもあります。生薬の中には、石膏(硫酸カルシウムを主成分とする天然の石)もあります。
その生薬を組み合わせたものが漢方です。まず、飲み方としては温服で飲んだ方が良いです。温服とは漢方薬をお湯に溶かして飲む方法です。そのままだと飲みにくいので、温服という飲み方が良いでしょう。
漢方薬にも副作用があります。
地黄と当帰が入った漢方薬は副作用として食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢などがあらわれる場合があるので注意です。また当帰は胃腸障害が起こる危険性もあるので注意が必要です。
附子が入った漢方薬は心悸亢進やのぼせ、舌のしびれ、悪心があらわれることが場合があります。
植物由来、動物由来、鉱物由来で作られているとは言え薬ですので副作用には注意した方が良いです。
漢方の中には妊娠中は飲むのを控えた方が良い薬もあります。
小紫胡湯は肝炎に効きますが、肝硬変や肝がんの患者さんは飲めません。
牡丹皮や午膝、桃仁、大黄などが含まれた漢方は早・流産の危険性がありますので、気を付けた方がいいと思います。
漢方を飲まれている方で気になる方は自己判断で中止したりせず、主治医の先生に相談されてみると良いです。