春はメンタルの乱れに要注意
春は心に疲労が溜まりやすい季節です。気候は勿論のこと、新しい職場や環境、新しい仲間、引っ越しなど「変化」が多い季節です。
気温の高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、変化に順応することが出来ずに身体と心の両方にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経が乱れがちになります。
過剰なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼしかねません。気が付かぬうちにストレスが強くなっていることもあるので注意が必要です。
では、自律神経が乱れるとどういった症状がでるのでしょうか…
不安感、緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさや頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など様々な症状がでます。
特に多いのは不眠です。寝つきが悪くなった。夜中に目が覚める。夢を多くみる。寝ていても疲れが取れない。など思い当たる節はありませんか?
自律神経の乱れは臓器にも悪影響を及ぼします。
分かり易いのは、胃がキリキリ痛む症状です。嫌なことがあったり、苦手なことをする前など胃が痛くなった経験はあると思います。
神経(脳)と臓器は密接な関係があります。ストレス過多になると食欲が減退したり逆に増進しすぎたり、便秘になったり下痢になったり。
現在は脳腸相関といって脳と腸の関係も多くわかってきました。
避けられないストレスに順応するにはどうしたらよいのでしょうか
それは帯状疱疹の記事でも書いたように、体力を付ける。または減らさないことが重要です。
同じストレスでも影響の出る方、出ない方がいます。持って生まれてきた力ももちろんありますが、元気のない時に受けるストレスと弱っている時受けるストレスでは体の反応(抵抗)は違ってきます。
まずは体力を下げないことが重要になります。そのために重要なのは食事です。忙しかったり疲れていたりでお食事がおろそかになっていると先ほどの脳腸相関の逆で腸が脳へ悪影響を及ぼします。
バランスの良い食事。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、微量元素を満遍なく食事で摂ることで体は見違えるように元気になります。
普段の食事を見直してみましょう。当店ではお食事に関しても適切なアドバイスの出来るスタッフがおりますのでご相談の際にはそういったところもご提案が可能です。
もう一つ重要なことは、疲れて休みは寝ていたい。と思うでしょう。
しかし、これでは自律神経、体ともに元気な状態にはなかなか戻りません。重要なのは日光を浴びることです。
自律神経はお日様の光を浴びることで交感神経が刺激され、夜になり日が沈むことで副交感神経優位となり心地よい睡眠をとることができます。
自律神経のスイッチを入れる為にも日光を浴びることは非常に重要なことなのです。
生活リズムを極力崩さない努力をしましょう。晴れた天気の良い日は朝お散歩したりお買い物に行ったりすることも自律神経を整える1つのポイントです。
漢方薬では、ストレスによって気が滞ると考えます。気が滞るということは血も滞ります。
気、血、水という言葉をお聞きしたことがあると思いますんがこのバランスを整えていくのが漢方薬の役目となります。
今の時期は以上のようなご相談が多くみられます。お一人で悩まずご相談いただければお役に立てると思いますのでこちらよりお問合せにてお電話またはメールにてご相談ください。