若いおかあさんの不安感、死にたいという気持ち
Yさん(20歳、主婦)は産後4カ月ぐらいたったとき、動悸とともに突然死にたいと思ってしまいました。
夫と喧嘩したわけでもなく、これといった悩みがあるわけでもありません。とても苦しくなったので病院で受診しました。
医者の診断はうつ病ということで1週間ほど入院されました。その後1カ月間実家で療養し、一時の気分は落ち着きましたが、
再びアパートに戻ると「死にたい。生きてるのが辛い」という理由のない思いが浮かんできて自分を苦しめたそうです。
Yさんは結婚するまでは大家族の中でガヤガヤと暮らしていました。結婚後すぐに子供ができて勤めもやめ、日中は狭い
アパートで赤ちゃんと二人暮らしです。若くしての結婚で、友達はまだみんな独身を楽しんでいるのに、自分は子持ちで
一人家にくすぶっている、この環境の急激な変化がYさんには耐えられなかったのでしょう。
Yさんには「帰脾湯(きひとう)」を服用し続けてもらいました。3カ月ぐらいたつと、不安感や死にたいという思いが
だいぶ和らいて体調が少しずつ楽になってきました。そこで思い切って子供を保育園に預けて外で働くことにしました。
すると生活にもはりが出て、いろんな人とのおしゃべりが増え、半年たつ頃にはどんどん快方にむかっていきました。







