毒素がたまると病気になる理由②
♦健康なカラダになるための排毒法
健康なカラダとは、血液やリンパの流れがスムーズで、筋肉が柔らかいことです。
きちんと排毒がされていれば、筋肉も柔らかい状態が保たれます。
このように排毒と健康の関係は深いのですが、このような考え方による治療は、今に始まったことではありません。
例えば、古くから伝わる排毒治療のひとつに、インドのパンチャカルマがあります。
カラダにオイルを塗ってサウナに入り、全身の汗を出す治療法ですが、
発想の原点は、老廃物などでつまった全身の管をキレイにして健康を保つというものです。
♦風邪の浄化作用で病気を防ぐ
よく、「風邪は万病の元」といいます。
言葉どおりあらゆる病気の初期症状は、風邪に似た症状のことが多いのです。
寒気がして、食欲がなくなり熱が出たなどの風邪症状のときに、上手に排毒すれば大きな病気にならないことがあります。
風邪は排毒システムのひとつです。
たまった毒素は熱やくしゃみ、鼻水といった風邪の症状と一緒にカラダの外に出て、体内を浄化してくれます。
風邪をひいたからといって薬を頼りに症状を抑えてしまうのは、
また新たな毒をカラダの中に取り込んでいるようなものです。
悪者扱いをされる風邪は、確かにあらゆる病気の元にもなります。
しかし、「上手に風邪をひく」ことが万病の予防につながることを知っておけば、
大きな病気を未然に防げるかもしれません。