肝機能関係の数値が少し高めといわれたら②
♥気づかってほしいこと・・・その1
①タンパク質はたっぷりとって
肝機能の数値が基準範囲を超えているということは、肝臓の細胞が傷んでいて、そこから酵素などが漏れているということです。
ですから、その細胞の修復が出来やすいようにするには良質のタンパク質が必要ということになります。
壁塗りをするにはよい材料が欲しいということです。
脂の少ない魚、肉、それに卵や豆腐をしっかりとるということです。
②食べ過ぎはいけないけれど、少ないのもダメ
いいかげんな食べ方をしていて、1日に必要なエネルギー量にも達しないと、
今度はせっかく摂ったタンパク質がエネルギー源になるので、細胞の修復に使えなくなってしまいます。
あなたの体に必要な食べ物は摂らないと、肝臓は復元できません。
バランス良く栄養を摂ることが必要なのはいうまでもありません。
③野菜もしっかり食べて
肝臓工場をうまく運営するためにはビタミン類もたくさん必要ですから野菜もしっかり食べないと。
「野菜は嫌い」・・なんてまだいっているのですか?
「薬だと思っている」というより、「命を守るために」と思って「嫌い」を「好き」にしてください。
野菜を味わってみると1つずつ違う、味わい深いものがあるのですが・・・。
最近は、珍しい野菜などもいろいろでまわっています。
休日にスーパーなどで野菜探検しませんか。
④食品添加物に敏感になって
解毒も肝臓の大きな仕事の一つ。
添加物が多い食品をたくさん摂ったら、肝臓工場は解毒作業にフル回転しないとなりません。
これでは修理むどころか、機械が摩滅して、肝機能は落ちる一方ということになりかねません。
もちろん、それほど神経質になることもないのですが、加工食品はなるべく少なくしようと、いつも気に掛けておいてください。
着色のあるもの、妙に長持ちするものなどが添加物の多いものです。
⑤肝臓工場が苦手なのはお酒です
添加物より、ある意味ではもっと肝臓工場がフル回転しなければならないのは、肝臓の主がお酒を多量に飲んだとき。
おちょこ1杯むの酒でも、それが完全に分解されるには1時間かかるといわれています。
毎晩、多量に飲まれたら、肝臓工場はストに突入ということも充分考えられます。
肝臓の主がよっぱらって寝てからも肝臓は休むことができません。
二日酔いというのは、朝になっても肝臓工場がフル回転している証拠なのですから。
毎晩徹夜で働いているかわいそうな、肝臓クン。
こんな男性の肝臓になったばかりに一生の不幸ですね。
肝臓クンの身になって、ときには考えてあげてください。
肝臓クンが抗議の白旗立てて「休肝日ください」といっている小さな声を聞き届けてくださいね。