食べて解消 慢性頭痛(瘀血タイプ)
このタイプの頭痛は、主に血行不良が原因です。
長時間同じ姿勢で座っていたり、冷気にさらされていたりすると、血行が悪くなります。
その結果、頭や首の筋肉が凝って、痛みが出てくるのです。
頭が割れるようにガンガンと痛むのが特徴で、現代医学でいう緊張型頭痛に相当するといってよいでしょう。
血行が悪くなると皮膚や関節、手足の末梢に栄養が運ばれにくくなり、
慢性的な肩や首のコリ、関節や四肢の痛み、冷えなども出やすくなります。
顔色や唇の色が黒ずみ、シミも目立つようになります。
こうした瘀血タイプの人は、普段から血行を良くする食材を食べるようにすると瘀血体質が改善され、頭痛の予防にも役立ちます。
このタイプにおすすめなのは、血行を促し、新陳代謝を良くする働きのある「温熱性」や「辛味」の食材と青背の魚です。
例えば、タマネギ、ニンニク、ショウガ、イワシ、サンマ、サバなどです。
即効性を期待するなら、紅花、サフランを用いるのがおすすめです。
この症状によい主な食材
タマネギ、エシャロット、くわい、ショウガ、ネギ、ニンニク、
ドジョウ、イワシ、サンマ、サバ、アジ、カニ、紅花、サフラン、
バラ、サンザシ、黒キクラゲ、菊花、くこの実、シナモン、ウコン など。