食べて解消 慢性頭痛(血虚タイプ)
様々な痛みは、気や血の流れが悪い場合だけでなく、栄養不足でも起こってきます。
中医学ではこのことを「不通則痛、不栄則痛(ふつうそくつう、ふえいそくつう)」と表現します。
血虚タイプの頭痛は、栄養不足で起こる痛みの代表といってよいでしょう。
頭が激しく痛むというよりはシクシクと痛むのが特徴で、
同時にめまいや立ちくらみ、青白い顔色、かすみ目、疲れ目などの症状を伴うことが多いものです。
このタイプの特徴は、血液が足りない、あるいは赤血球や白血球の働きが低下していること。
そこで、頭痛を改善するためには、血を増やす食材を多く摂ることが大切です。
血を増やす食材といえば、よく知られているのがレバーや小松菜、ホウレン草、プルーン、レーズンなどの鉄分含有量の多いもの。
女性は貧血気味の人が少なくないですから、これらの食材を日常的に摂るようにしましょう。
この症状によい主な食材
豆類、烏骨鶏、鶏肉、レバー、豚肉、うずら卵、くこの実、なつめ、
小豆、プルーン、レーズン、小松菜、ホウレン草、モロヘイヤ、
イチゴ、桃、菊花、陳皮、竜眼肉 など。