食べて解消 腰痛・膝痛
♥骨をつかさどる「腎」の働きを高めます。
人間の「持病」といってもいいのが、腰痛や膝痛です。
というのも、進化の過程で2本の足で歩くようになった人類は、
上半身の重さをすべて背骨や腹筋、背筋などが支えています。
そのために、長時間同じ姿勢を続けていたりすると腰や膝に疲労が蓄積し、痛みが出やすいのです。
また、骨や筋肉は年齢とともに弱くなっていきますから、
骨粗鬆症や椎間板ヘルニア、変形性膝関節症など、腰痛や膝痛の原因になる病気も増えてきます。
こうした病気を防ぐためにも、日頃から骨や筋肉を強化しておきたいものです。
中医学では、腰痛や膝痛は「腎虚(じんきょ)」が原因と考えられています。
「腰は腎の府(容器)」といわれ、腎は骨をつかさどり、腎虚は骨が弱くなり、腰と膝の痛みが出やすいわけです。
そこで、腰痛や膝痛に有効なのが「腎の働きを高める食材」です。
牡蠣、イカ、エビ、クラゲ、ウナギ、トジョウなどがあります。
また、牛や豚の筋もおすすめ。
ゼラチン質のコラーゲンが豊富で、筋肉や骨の強化に役立ちます。
この症状によい主な食材
牛の筋、豚の筋、鶏手羽肉、イカ、エビ、小魚、クラゲ、ナマコ、ウナギ、ドジョウ、
牡蠣、海藻、クルミ、松の実、栗、黒豆、ナッツ、シナモン、ウコン、カレー粉 など