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よくある漢方相談

高齢者の脱水症状

脱水症状は、のどの渇きを訴えなくても、舌の渇き状態から判断できます。
カラダの中の成分で最も多くを占める水分である体液が減少して、
生命維持に必要な体液量が不足している状態を「脱水」と呼びます。

一般に脱水の程度は、体重の減少量から判定されています。
短期間に健康時の体重の3%前後の減少があれば軽症、
6%前後では中等症、9%前後では重症の脱水症と見られ、
15%以上では死の近いことを意味します。

例えば

60kgの方が58kg(軽度)、 56kg(中等症)、54kg(重症)となります。

高齢者の場合は、体内の水分量が少ないため、普段より多く汗をかくだけでも脱水症の原因となります。
水分の摂取量が少ないと、食欲不振から食事量も減ってしまい、
さらに脱水状態を進行させてしまうことになります。

脱水は種々の要因で起こりますが、
水分と電解質(基本的に細胞外液なのでナトリウム)のどちらが多く失われたかによって、
水分欠乏性脱水(高張性脱水)とナトリウム欠乏性脱水(等張性脱水、低張性脱水)に大別されます。
臨床的には水分とナトリウムの両者が欠乏した混合性脱水がよく見られます。
水分欠乏性脱水では、血漿浸透圧の上昇による口の渇きや尿量の減少などが現れます。
高度の欠乏時には精神、意識状態は不安や興奮状態となり、さらには昏睡に至ることもあります。
一方、ナトリウム欠乏性脱水では、循環血液量の減少による血圧低下のため
頭痛やめまい、悪心、嘔吐、立ちくらみなどの循環器症状が見られます。

♥こまめに水分摂取しておくことが重要
下痢や嘔吐を伴っている場合は、ナトリウム欠乏性脱水ですので、
水分とともにナトリウム(電解質)を速やかに補充する必要があります。
イオン飲料と呼ばれているスポーツドリンクや経口補水液といった電解質、糖分を含んだ飲み物です。

暑い日が続いてもご高齢の方はエアコンを嫌う傾向があります。なるべくご家族の方が注意して室温を見てあげるようにしてください。

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