狭心症・心筋梗塞によい食べ物①
♠虚血状態になると心筋の機能が低下し、不快な圧迫感や発作が生じます
動脈硬化などが原因で血液の流れが悪化し、心臓の筋肉(心筋)に十分な血液が
供給されなくなることを「虚血状態」と呼びます。
さうなると、筋肉は血液中から酸素を取り込めず、老廃物も溜まって、心筋の機能が低下し、
不快な圧迫感や胸を締めつけられるような痛みが生じます。
このような心臓の病気を「虚血性心疾患」といい、「狭心症」と「心筋梗塞」に分けられます。
心臓に栄養を供給している冠状動脈の内腔が狭くなり、
一時的に血液の流れが悪くなるものが狭心症です。
狭心症に多いのは「動悸」、「息切れ」、「前胸部の痛み」や「圧迫感」で、
「冷や汗」や「口の渇き」を覚えます。
冠状動脈が完全に詰まると、血液が足りない状態になり、心筋が死んでしまうことがあります。
これが心筋梗塞の心臓発作で、心臓の働きが失われるために生命に関わります。
発作が起きたときは、第一に安静が必要です。
狭心症の発作では、ニトログリセリンを舌下に入れて溶かすと通常2~3分で効果が現れます。
普段から発作を予防するような予防薬を服用し、
激しい発作や精神的な興奮、寒冷、暴飲暴食を避けます。
心筋梗塞の胸痛はニトログリセリンではおさまりません。
命に関わることもありますからすぐに救急車を呼び、集中治療室のある専門病院に運びます。
二つの病気は高脂肪・食物繊維の少ない偏った食習慣や運動不足、肥満、高脂血症、動脈硬化が原因となって
かかる割合が多いため、「狭心症の治療は心筋梗塞の予防」ともいわれています。
発病後の治療よりも普段の生活の改善によって、発病前に予防することが大事です。