狭心症・心筋梗塞によい食べ物④
⓵カキなどの貝類
(効能 タウリンが善玉コレステロールを上昇させます)
カキは魚介類の中ではタンパク質・脂肪ともに少なめですが、
体内でタンパク質の合成やホルモンの働きに関係する亜鉛が豊富で、
造血に必要な鉄と銅も多く含まれています。
また、アミノ酸の一種であるタウリンも豊富です。
タウリンは、血液中の悪玉コレステロールであるLDLを下げ、
善玉コレステロールであるHDLを上昇させる働きがあります。
したがってカキは、狭心症・心筋梗塞の人には有益な食品です。
アサリやハマグリ、ホタテなどの貝類にも同様の効果が期待できます。
⓶イワシ・サンマなど
(効能 不飽和脂肪酸で血液凝固、虚血性心疾患を予防)
イワシの脂肪の中に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)、
EPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸で、
血液中のコレステロールや中性脂肪を下げ、血液の凝固を防ぎ、
心筋梗塞などの虚血性心疾患を予防する働きがあります。
イワシ以外の背の青い魚もEPAやDHAが豊富です。
同じように血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、
心筋梗塞を予防する作用があります。
代表的なのはサバ、サンマ、ブリ、カツオ、マグロ(脂身)、
ウナギの蒲焼きなどです。