白砂糖が原因で様々な症状が
今年の猛暑も一段落し、徐々に最高気温が三十度を切る日が増えてくる頃です。もう秋もすぐそこですが、まだ暫くは暑さが続くと思います。
さて、今回は「糖代謝不良」につきましてお伝えします。糖質は我々の身体を動かすエネルギーとして脂質とともに大切な栄養素です。よく「脳の栄養素は糖質だから甘いものを食べなくちゃ」なんていう方がいらっしゃいますが、糖質の中でも白砂糖には十分な注意が必要です。精白されたものには、本来含まれているはずのビタミンやミネラル類が無くなっていて、「甘味料」という「食品添加物」になってしまっています。また、習慣性があるため、常に欲してしまうところがあり、吸収も早いので糖を取り込むために膵臓がインシュリンを沢山出さなければなりません。年齢が若いうちは膵臓が元気なため、インシュリンを大量に出しすぎてしまい、逆に低血糖を起こし、いつもイライラしている方が増えている一因にもなっています。
さらに酸性食品である白砂糖を中和するためにカルシウムが消費され、慢性的なカルシウム不足に陥ることも挙げられます。そのため、さらにイライラが募る原因にもなっているわけです。
「キレやすい」人は若者だけではなく、年配の方にも増えているのもそこに原因があるのかもしれません。
「糖尿病予備軍」が蔓延しているのも、疲れた膵臓が悲鳴を上げていることをどうぞお忘れなく。