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よくある漢方相談

脂肪の摂りすぎを防ごう

♦動物性脂肪の摂りすぎが問題

日本人の食生活で、昔と比べて大きく増えたのが脂肪の摂取量です。

特に動物性脂肪の摂りすぎは、高脂血症(脂質異常症 血液中のHDL・LDLコレステロールや中性脂肪が異常な状態)となり、心臓病や脳卒中の原因になります。

摂りすぎには、十分に注意しましょう。

♦脂肪は質と量を考えて

脂肪は大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸は過剰に摂ると高脂血症の原因になりますが、不飽和脂肪酸は適量を摂れば、カラダによい働きをします。

ただ、リノール酸などの摂りすぎは害にもなりますので適量を守りましょう。

・飽和脂肪酸・・・肉類、バターなどの乳製品

・不飽和脂肪酸・・オリーブ油などの植物性油(リノール酸やオレイン酸含有)

イワシやサバなどの青背の魚(EPA=エイコサペンタエン酸含有)

♦脂肪摂取を抑えるための5つの提案

①ラードやバターではなく、オリーブ油などを使う

オリーブ油などの植物油には、善玉コレステロールを増やす働きがあるといわれている。

②1日1品以上、バターや油での調理から他の調理にかえる

蒸したり煮込んだり、網やテフロン加工のフライパンで焼いたりすると、脂肪分を落とすことができる。

③洋食から和食にシフトする

洋食には比較的高脂肪の肉や乳製品が多く使われているので、脂肪分の少ない和食メニューを選ぶようにする。

④肉料理を少なくし、魚料理を多くする

イワシ、サバ、サンマなどの青背の魚には、悪玉コレステロールを取り除く善玉コレステロールが多く含まれている。

⑤間食の「スナック菓子」を「くだもの」にかえる

間食は、ただでさえエネルギー過多の大きな原因。摂る場合は脂肪分の多いスナック菓子から果物に変える。

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