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よくある漢方相談

こんな睡眠は“イエローカード”①

♠睡眠時間が短すぎる

・「睡眠不足の目安は日中の眠気」

以前は、8時間は眠らなければと定説のように言われていましたが、これは科学的根拠はありません。

睡眠時間は個人差が大きく、その人固有のもの。

ナポレオンは3時間で十分な人、アインシュタインは12時間は眠っていたとのことで、こんな具合に「これだけ眠ればよし」という基準はありません。

あえて目安をたてると、日中に眠気で困らないようなら、それで十分と考えてください。

日中の眠気がひどかったり、平日と比べて休日に3時間以上余分に眠らないではいられないというなら、

あなたの睡眠は不足していると判断してください。

・「睡眠時間の目安は6~8時間」

では、日中に眠くならなければ、いんら短くてもよいのかといえば、そうではありません。

たとえば、睡眠時間を4時間に制限して長期間生活すると、血液中の糖分の処理能力が低下したり、血圧が高くなったりします。

また、睡眠時間が7時間の人は、8時間以上の人に比べて寿命が長い。などの調査結果が出ています。

病気にならず、事故を起こさず、また長寿のためには、

およそ6時間以上~8時間以内の中で、あなたの心身が「十分」と微笑む睡眠を確保することが何よりのようです。

♠寝付きが悪い

・「まだ眠くないのに、寝床に入っていませんか?」

まずは、あなたの睡眠スタイルをチェック。

あなたは、まだ眠くないのに、自分で決めた時刻に寝床に入ったり、

前日の睡眠不足をカバーしようと、いつもより早く寝床に入ったりしていませんか。

この様な睡眠スタイルは、じつは逆効果。

まだ眠くないのに「眠ろう、眠らなければ」と意気込むと、かえって頭が冴えて、眠れなくなってしまうのです。

できるだけ入眠を妨げる条件を取り除き、リラックスして過ごし、眠くなってから寝床につくことが大切です。

♠試してみよう「寝付きが悪い」解消の近道

①まずは自然にまかせ、時刻にこだわらずにリラックスして過ごし、眠くなってから寝床につきましょう。

「寝床や寝室に入る=眠れない」という連想が頭にインプットされないようにするため、

寝床の中で読書したり、テレビを見たりなどはしないこと。

この様なリラックス法は、寝床を離れて、あるいは別室で行うことが大事です。

②眠くなって寝床に入ったけれど、やはり寝付けないというときは、寝床の外や別室でリラックス。

眠れるまで、これを繰り返します。

③朝はどんなに眠くても、決めた時刻に起きて太陽の光を浴び、あなたの体内時計をリセットして、

1日の始まりを知らせること。これが何より大事です。

数日続ければ、決めた時間に起きることで、睡眠・覚醒のリズムが安定し、寝付きがよくなってきます。

 

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