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よくある漢方相談

こんな睡眠は“イエローカード”②

♠夜中に何度も目が覚める

・「背景に病気はないか?」

夜中に目が覚めてしまうことを中途覚醒といい、とくに中高年の人によくみられる悩みです。

中途覚醒が何度もあると、眠りが浅い、熟睡感がない、日中に眠気が生じるなどして、身体・精神活動に悪影響を及ぼすので要注意です。

原因はさまざま考えられますが、背景に病気が潜んでいる場合もあります。

たとえば、寝付きがよく、十分な時間眠っていても、夜中に何度も目が覚めたり、朝がつらい場合は、

睡眠時無呼吸症候群などの睡眠の病気が疑われるので専門医に相談してください。

♠思いあたりませんか、目覚めの原因
・寝酒・・・夜間後半の睡眠が浅くなり、途中で目が覚めやすくなります。

・尿意・・・水分のとりすぎ、あるいは前立腺肥大症や尿路感染症など、泌尿器系の病気があるかもしれません。

・自分のイビキ・・・突然、激しいイビキをかく場合は、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

・眠りぎわに脚がピクッとする・・・周期性四肢運動障害かもしれません。

・脚がムズムズする・・・ムズムズ脚症候群かもしれません。

♠遅寝・早起きを

とくに思い当たる病気もなくて、それでも夜中に何度も目が覚める、眠りが浅い、熟睡感がないと悩んでいる人は、

少しでも長く眠ろうとして必要以上に長い時間(おおむね8時間以上)寝床の中で過ごしている場合が少なくありません。

私たちのカラダが必要としている睡眠時間は、一般に成人で7時間弱、60歳を超えると6時間弱になってきます。

寝床の中にいる時間がこれより長い人は、むしろ「遅寝・早起き」のスタイルをとって、寝床の中にいる時間を減らすようにすると、

夜中の目覚めや浅睡感がなくなり、熟睡感が得られやすくなります。

♠日中に軽い運動を

「夜中の目覚め」解消法として、もう一つ大切なことは運動です。

運動習慣のある人は、夜中に目覚めにくいという研究報告があります。

運動不足は、睡眠だけでなく、肥満をはじめとする生活習慣病の大きな危険因子です。

軽く汗ばむ程度でも効果がありますから、ぜひ運動の習慣をつけるよう心掛けましょう。

 

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