こんな仕事をしている人は、工夫して少しでも上手に睡眠を②
「残業時間が長い人」
♥自分に合ったリラックス法を身につけよう
近年、景気停滞とリストラによって従業員数が減り、そのため残業時間が、とくに30~40代の人たちに増えているとのことです。
残業時間が長い人は、寝床につくまでの限られた時間を、よりいっそう上手に使って睡眠不足にならないようにすることが重要です。
すみやかに入眠するためのもっとも効果的な方法は、リラックスです。
「これなら自分はリラックスできる」という方法を身につけて、自信をもつと、よりたやすく入眠できるようになります。
くわえて、
・睡眠を妨げる生活習慣を改め、睡眠環境をととのえる。
・翌日は定時に起きて、必ず太陽の光を浴び、体内時計をリセットする。休日も定時に起きる。
などを実践し、睡眠不足とならないようなパターンを組み立てるようにしましょう。
♥残業時間と脳・心臓疾患の関連
脳・心臓疾患の労災認定の基準が改正され、これからは「長期間の長時間労働による過重負荷」も重視することになりました。
この「過重負荷」を判断する大きな要素が「労働時間」すなわち「残業」で、下記に示したようになります。
①脳・心臓疾患発症前の1ヶ月~6ヶ月間にわたって、残業時間が1ヶ月あたり約45時間を超えると、業務と発症の関連性が徐々に強まる。
②発症前1ヶ月間に残業時間が約100時間を超える、または発症前2ヶ月間~6ヶ月間にわたって、
残業時間が1ヶ月あたり約80時間を超える場合は、業務と発症の関連性が強い。