上手に睡眠をとるために
①寝酒はしない
寝酒は、たしかに寝付きをよくしますが、睡眠が浅くなり、中途覚醒が増加します。
連用すると同じ量でも寝付けなくなり、量も増加するため、百害あって一利なし。
②食後、カフェインを含む飲み物はとらない
カフェインは覚醒作用をもつ代表的な物質で、入眠を妨げ、中途覚醒を増加させます。
カフェインの覚醒作用は4~5時間続くので、飲むなら寝る4時間前ころまでに。
③夕食は寝る3時間以上前に
入眠時に、胃腸が活発に活動していると睡眠が障害されるため、夕食は寝る3時間以上前にすましておきましょう。
寝る前に食事をするなら、胃に負担のかからない軽いものを少量。
④寝る直前のタバコは禁止
タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があり、それが数時間続きます。
禁煙がベスト、少なくとも寝る直前の喫煙は避けましょう。
⑤昼から夕方に、適度な運動を
適度の運動は、深い眠りをもたらします。
ただし、夜の強い運動は入眠を妨げるため、昼から夕方の時間帯に適度な運動を。
⑥入浴はぬるめに
熱い湯はカラダに負担をかけ、交感神経系の活動を活発にして、入眠を妨げます。
寝る前の30~60分ころに入浴する場合は、ぬるめの湯に。
⑦自分に合ったリラックス法を身につけよう
心身のリラックスは、入眠にとってとても大切。
方法は読書、音楽などさまざまありますが、「これなら自分はリラックスできる」という方法を身につけ、自信をもつと、
よりたやすく入眠できるようになります。
ただし、寝床の中では行わないように。
⑧寝室は明るすぎないように
過度の明るい光は、体内時計のリズムを遅らせ、自然な入眠の時刻を遅らせ、寝付きを悪くします。
室内の照明は明るすぎないように。
⑨騒音に配慮を
壁のスイッチの音、水の流れる音、足音などの生活騒音で、中途覚醒することがあります。
起きている人は、眠っている人への心遣いを。
⑩室温に配慮を
暖房・冷房に対する感受性は、人によって異なります。
エアコンは冷やしすぎや暖めすぎに注意して、タイマーなどを活用し、もっと快適に眠れる方法をみつけましょう。
⑪寝具・枕にも気を遣おう
敷き布団やマットレスは、必要以上に体が沈み込まずに、就寝中の体動を妨げないものを。
枕は、自分の体に合ったものを。
寝間着は、湿気のこもらないものを。