食べて解消 不眠
♥「心」「肝」「脾」の働きを高める食材を。
不眠とは、夜更かしや運動不足などによる生活リズムの乱れや精神的ストレスが原因で、
慢性的に眠りが浅くなったり、眠れない状態が続くことをいいます。
グッスリ眠れた翌朝は体の疲れも取れ、気持ちもスッキリします。
ところが、なかなか寝付けなかったり、途中で何回も目覚めたりして十分に睡眠がとれないと、
朝目覚めたときに不快な気持ちになります。
心配事などがあると、だれもが一時的に眠れなくなりますが、毎日のように不眠が続くと、やはり辛いものです。
不眠をもたらすのは大脳脂質機能と自律神経機能とされ、
中医学では、主に「心」「肝」「脾」の「血虚」「陰虚」と関係すると考えます。
気持ちよく眠るためには、心、肝、脾の「血」と「陰」を補う食材を摂るようにすることが大切なのです。
例えば、豚や鶏の心臟(ハツ)は、食養生でよくいわれる「同じ臓器で補う」食材です。
肝臓を守る働きのあるナツメ、血の不足を補い、精神を安定させる作用のある竜眼肉(りゅうがんにく)をはじめ、
リラックス効果のあるカモミール、ラベンダーもおすすめです。
この症状によい主な食材
豚・鶏の心臟(ハツ)、竜眼肉、ナツメ、ゆり根、金針菜、黒豆、はすの実、はすの実の芯、
カモミール、ラベンダー、柏子仁(はくしにん) など