心の疲れに気づいたら①
心の病気も体の病気と同じで、早く気づけば悪化を防ぐことができます。
「いつもと違うな」というような、心の不調に気づいたときの対処法を知っておきましょう。
♥本人は・・・まず、誰かに話してみよう
悩み、ストレスで心がつらいときには、誰かに相談しましょう。
人むと話すと、閉じ込めていた思いを打ち明けることができてほっとしたり、
自分ひとりでは気づかなかった問題点を見つけたりすることができます。
相談相手は、医療機関や勤務先の産業医はもちろん、家族や友人、同僚など、自分にとって身近な人でよいのです。
症状への不安、仕事の悩みなど、心配なことに合わせて相談する相手を選んでもよいでしょう。
・心療内科
通常の治療に加えて、心理療法も行っている内科。心身症を中心に、身体症状を発症する心の病気全般に対応。
・精神科
うつ病などを含む心の病気全般に対応。より専門的な診断を受けたいときに。
・メンタルクリニック
心身症など、心の病気全般に対応。
・カウンセラー
とにかく誰かに話したいというときに悩みを相談できる。薬の処方などの治療は受けられない。
・産業医
企業に属している医師。勤務先の状況や制度についても精通していることから、休養、休職についても具体的に相談できる。
・その他の医療機関
まずは、日頃の自分の体調をよく知っているかかりつけ医師に受診するのもよい。
「神経科」「精神神経科」は精神科とほぼ同様の診療をしている。
ちなみに「神経内科」「脳神経外科」は脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの病気を診断・治療しているところ。
・同僚、上司など職場関係者
仕事やしょくばについての悩みを職場の人にできれば、事態が一気に好転することも。
・家族
一番身近な家族が悩みを共有してくれるほど心強いことはない。いざ治療になったときにも頼りになる。
・友人
仕事を離れた友人ならば、相談後に働きづらくなることもなく、安心して話せる。
・電話やメールで
身近な相手に打ち明けることに抵抗感を覚えるなら、電話相談やメール相談を利用するのもよいでしょう。