心の疲れに気づいたら③
♥家族は・・・本人が専門医に受診したがらないとき
心の不調に気づきやすいのは、もっとも身近な存在である家族です。
早期に適切に対処すれば回復も早くなります。おくせず専門医に相談しましょう。
ただし、うつ状態のときなどは自殺の危険性もあるため、本人に受診をすすめるときに無理強いは禁物。
根気よく見守る気持ちで接しましょう。
①かかりつけ医から専門医の受診をすすめてもらう
専門医の受診に抵抗感がある場合は、「心や体が疲れているみたいだから」などと、受け入れやすい言い方で、
内科などのかかりつけ医の受診をすすめてみましょう。
受診の結果、体の病気でないことをはっきりとさせたうえで、
かかりつけ医から専門医への受診をすすめてもらうようにします。
②心の病気に対する理解をうながす
本人が心の病気であることを認めたがらないようならば、
心の病気に関する本などをさりげなく見せるなどして理解をうながします。
偏見をなくし、病気を正しく理解することが専門医への受診につながります。
③家族だけで専門医に相談する
本人が精神科や心療内科の受診を拒否するときは、まず家族だけでも専門医に相談してみましょう。
どうすれば受診させることができるか、家族はどのように対処すればよいのかなどについて、指導を受けることができます。