男性を強くする生薬④
♦どんな症状が出てきたら「腎虚」といえるのでしょうか
疲れやすい、足腰がだるい、腰痛、健忘、脱毛、耳鳴り、めまい、歯が悪い、少尿あるいは多尿、こんな症状がいくつか出てきたら腎虚が始まっています。
そうした症状があって、
しかも「冷え」が強ければ、エネルギーとなる「火」が不足した・・・「寒がり型(腎陽虚型)」で4タイプあり、
「ほてり」が強ければ、体液である「水」が不足した・・・「ポカポカ型(腎陰虚型)」で5タイプあります。
イライラ、不眠を伴う「イライラ型(心腎陰虚型)」、
から咳、かゆみを覚える「カサカサ型(肺腎陰虚型)」、
目のかすみ、視力の衰えが見られる「ショボショボ型(肝腎陰虚型)」など、
中医学(中国漢方)が専門の中医師(漢方医)はいつも体質と症状を細かく分けて「弁証論治」という患者さん一人一人に合わせて「補腎薬」を選んでいます。
♦腎虚も分けると9タイプあります。あなたのタイプに合わせて補腎薬を
「エネルギー不足の冷えタイプ」
①寒がり型(腎陽虚型)
顔面蒼白・寒がり・手足の冷え・むくみやすい・足腰の冷え(夜間多尿)
②胃弱型(脾腎陽虚型)
元気がない・食欲不振・胃下垂・腹痛・下痢・軟便
③ゼイゼイ型(肺腎陽虚型)
冷えやすい・薄い痰・咳・喘息
④ドキドキ型(心腎陽虚型)
全身的な冷え・青白い・息切れ・動悸・疲れやすい
「体液不足のほてりタイプ」
⑤ポカポカ型(腎陰虚型)
早老・口渇・頻尿・手足のほてり
⑥ショボショボ型(肝腎陰虚型)
目の疲れ・かすみ目・目が乾く・視力の衰え・頭痛・めまい・肩こり・怒りやすい
⑦カサカサ型(肺腎陰虚型)
鼻炎・から咳・喘息・のぼせ・湿疹・かゆみ・アトピー性皮膚炎
⑧イライラ型(心腎陰虚型)
イライラ・不眠・息切れ・便秘・動悸・不安感
⑨アツアツ型(陰虚火旺型)
ほほが赤い・のぼせ・熱感・寝汗をかく・手足があつい