胃炎、胃潰瘍の不安があるといわれたら②
♥気づかってほしいこと・・・その2
①外食のお父さんへ
・ご飯物よりソバ、うどんが胃にはやさしいですよ。
粒より粉でできているもののほうが消化しやすいからです。
お昼にうどんではお腹が空いてしまいますか?
・ドカ食いはダメです。
大盛りやラーメンライスなどは避けたいのですが。
ドカ食いは胃に負担がかかりますよ。
・塩味の濃いものは浸透圧が高く、胃の粘膜によくありません。
胃が荒れているといわれたら、塩味にも敏感になってください。
・熱い物は胃がかわいそうです。
うどんやソバは「とびきり熱いところを手早く食べないと、食べた気がしない」のですか。
でも、その習慣はやめてください。
ゆっくり食べることが先ず胃にやさしいことですし、熱い物は胃がかわいそう。
ゆっくり冷ましながら食べるのが体にはいいのです。
・「ブラックでなければコーヒーじゃない」なんて。
ミルクは入れてくださいね。外で飲むときにはできればカフェオレにしませんか。
胃潰瘍の人はコーヒーを避けたいですね。
たとえカフェイン抜きのコーヒーでも胃酸の分泌を刺激するからです。
②胃がただれている夫をお持ちの女房殿へ
・ご飯はやわらかめに炊いてください。
硬いご飯は消化が悪いので、水の分量を増やしてやわらかくして。
ご主人は硬めのご飯でないとぶつくさいうんですか?
それなら、1口30回噛んで食べるようにすすめてください。
三日坊主にならないように何度もいってくださいね。
・激辛は避けて。
唐辛子や辛子、ワサビなどのピリピリの香辛料は強すぎると胃には負担になります。
ピリピリ香辛料を使うおかずはなるべく少なくしましょう。
・よく噛んで、しかも時間かけてゆっくり食べるのも、胃にやさしいことなので、
話題をいろいろ持ちかけて、ゆっくり食べる雰囲気づくりを。
日本人には「食事中はしゃべってはいけない」という風習があったせいか、
寡黙に黙々と食べる男の人が多いようですね。