食べて解消 胃腸の不調
♥トラブル時は、胃腸の調子を整える食材を選んで早めに対処しましょう。
胃がシクシク痛む、食べると胃もたれしてムカムカする、食欲がない、便秘や下痢を繰り返す・・・・。
こんな不快な症状に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
暴飲暴食やストレス、過労、老化などによって胃腸の機能が低下してくると、
こうした胃腸の不調が現れやすくなります。
胃腸の調子が悪いと更に食欲がなくなり、栄養不足にもなって、体力が低下してくるのも問題です。
胃腸の働きを元気にしておくことは、健康を維持する基本でもあります。
胃腸の調子が悪いとき、現代医学では痛みなどの症状を引き起こす原因を検査でつきとめます。
そして、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃下垂、過敏性腸症候群などの病名をつけて治療します。
一方、中医学では胃腸の不快な症状を「胃の病気」という大きなまとまりでとらえ、自覚症状や他覚症状を重視して治療します。
そのときポイントになるのが気虚タイプ、気滞タイプなどといった個々の体質です。
食事や漢方薬で症状の原因となりやすい体質を改善し、痛みを取り除こうというのが中医学の考え方です。
従って、同じ胃痛でも体質によって対処法が変わってきます。
消化器官である胃腸は食べ物を直接受け入れる場所ですから、食べ物で胃腸の調子を整えることはなによりも大切です。
病後はお粥などから食事を始めるように、症状に応じた食べ物を選べば胃腸の負担も軽くてすみます。
勿論、胃腸の不調の原因として、ときに胃癌などが潜んでいることもありますから、検診を受けることも大切です。
そこで重大な異常が見つからないときは、自分の症状と体質に合った食材を選んで胃腸の調子を整え、
おなかの元気を取り戻すようにしましょう。