総コレステロール値が少し高いといわれたら①
総コレステロール値が高いと、動脈硬化が心配です。
「脂っこいものが好きだから、コレステロール値が高いんだろう。だからって、豆腐や野菜ばかり食べろって?
冗談じゃないよ、そんなんじゃなんのために生きているかわからない」とおっしゃるお父さん。
お気持ちはよーくわかるのですが、ある日突然パタッと倒れたらどうしますか。
「いさぎよく死ねていいんじゃない」ですって。
そうかもしれませんが、いさぎよく死ねないで、一生半身不随のままだったり、
心臓疾患で一生心臟に蕃爆弾かかえて生きていかなければならないことだってあるんですよ。
だから、このさい、考えましょう。
長く使っていたホースの弾力性が失われて、硬く、もろくなってきたという経験はありませんか。
動脈硬化というのは、動脈がちょうど古くなったホースのようになってしまうことなのです。
ホースと違うのは、動脈の中を流れているのは血液だという点です。
しかも、水と違って血液中にはコレステロールなどの脂分が含まれています。
さて、その脂分が多いとどうなるかというと、その脂分が血管の内側にへばりついてしまうために
動脈の内側が狭くなって血液が通りにくくなったり、血管に弾力性がなくなってもろくなったりするということなのです。
この状態を動脈硬化というのですが、こうなって次に起こるのは血液の流れが悪くなつたり、動脈自体が破壊されること。
すなわち、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などへと進みます。
硬くて、もろい血管になる前になんとかしなくては。
「もう、食生活変えるしかありません」・・・ですよね。