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よくある漢方相談

ナルコレプシー

過眠症の一つで、下記の4つの主症状がみられる状態です。

♣ナルコレプシーの4つの症状

①睡眠発作

日中、耐えがたい眠気が出現。少し眠るとすっきりするが、すぐにまた眠気が出現し、居眠りを繰り返す。

②情動性脱力発作

笑ったり、驚いたりすると、全身ないしは体の一部の力が抜ける。

発作の持続は数秒~数分以内。意識は清明。

③睡眠麻痺

入眠時に起こる一過性の全身脱力状態。いわゆる「金縛り」状態。数分以内に回復する。

④入眠時幻覚

就寝後まもなく、まだ目覚めているにもかかわらず、鮮明な現実感のある幻覚を見る。

 

原因はまだ不明ですが、脳の視床下部でつくられるオレキシンという物質の機能異常が関与していることがわかってきました。

①の睡眠発作がもっとも基本的な症状で、居眠りは、危険な作業中やデートの最中、運動中、食事中など、普通では考えられない状況下でも出現してきます。

②の情動性脱力発作の多くは、喜怒哀楽などの感情の動きによって誘発されます。

この①と②の症状があれば、ナルコレプシーと診断されます。

③と④の症状は現れない場合もあります。

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