総コレステロール値が少し高いといわれたら④
♥気づいてほしいこと・・その2つづき
①総コレステロール値が高い夫を持つ女房殿へ
・植物油は適量とることはよいのですが、なるべく揚げ物は控えめにしませんか。
脂っこいものや肉料理がないと、ごきげん斜めなんですか。困りましたね。
育ち盛りの子がいるから、毎日肉料理や揚げ物料理なのですか。
よくあるパターンですが、大事な夫殿が動脈硬化になってはたいへん。
子供でも、あまり油っこいものばかりでは健康によくありません。
高脂血症の若者が増えていることが今一つの問題でもあるのですから、
一家でコレステロール対策を今から考えませんか。
・油ダウンのヒントをあげると、
①フッ素樹脂加工のフライパンを使って、少しの油で調理する。
②酢豚の肉は油で揚げないで焼くだけにする。
③揚げ物のとき素材の水分をよくふけば、衣や油の量が少なくてすむ。
④素材は大きめに切って炒めたり、揚げたりすると油の量が少なくてすむ。
・・・などです。
・キノコと海藻を献立の中に加えてください。
キノコや海藻はサラダにしても美味しいし、酢の物にもいけますね。
大豆やにんじん、油揚げなどと煮たひじきの煮物は朝食の常備菜にも酒の肴にもいいですね。
お刺身の下にも海藻を敷いて、海藻も一緒に食べるようにすすめてくださいね。
・「出ている野菜は全部食べなさい」の強い姿勢で臨んでみませんか。
「子供の好き嫌いを直すためにも、お父さんが率先して食べてちょうだい」とハッパをかけるのはどうでしょうか。
・貝でも、内臓を一緒に食べないアオヤギ、アカガイ、ホタテガイなどはコレステロールが少ないので、
貝を食べるなら、なるべくこれらを食卓に。
内臓も一緒に食べるアサリ、カキ、ハマグリなどは一度に食べる量も多いので食卓にのせる回数はなるべく少なくしたほうがよいでしょう。
・イカ、タコ、エビなどはご存じのとおりコレステロールが多い食品ですが、
コレステロールを分解するタウリンが含まれているので、それほど神経質になることはありません。
・すき焼きにするならしゃぶしゃぶに。ステーキにするなら焼き肉に。
そのほうが脂が湯の中や下へ落ちるので、体に入る脂分が少なくなるのです。
ただし、しゃぶしゃぶは汁まで飲むというのでは同じこと。要注意です。
・牛乳は低脂肪牛乳を。
栄養バランスを整えるためには牛乳は1日1本半は飲みたいのですが、
低脂肪牛乳を飲むのと、一般的な牛乳を飲むのとでは毎日のことなのでずいぶん違ってきます。
ちなみに一般的な牛乳の脂肪の含有量が400mLあたり13.6gなのに比べて、
低脂肪(ローファット)牛乳は6.0g、無脂肪(ノンファット)は0.4gです。
ローファットでも一般の牛乳の半分の脂肪ということになりますね。