中性脂肪が少し高めといわれたら③
を♥気づかってほしいこと・・・その2
①お酒大好きのお父さんへ
「中性脂肪も高いし、脂肪肝だし、肥満はいつもいわれてて、危険、危険って、人間ドックのたびにいわれるけど、
こんなに元気。気にしないで飲んでる」なんて、太めのお腹を揺すって笑っているお父さん。
いけませんね。女房、子供が心配してますよ。え? もうあきらめている?
何回もお酒をやめてくださいと忠告受けてて、それでもお酒がやめられない?
そうですね。お酒をすっぱりやめるのは本当にむずかしいことです。
それに、お酒大好き人間がお酒やめたら人生なんのために生きているか、ということにもなるのですね。
それでしたら、少し減らすことはできませんか。
あと1杯飲みたいというときにがまんしてみるのです。
または、家で飲む習慣のある人はなにか趣味を持ちませんか。
それが楽しくなると、食事を早く切り上げて、早く趣味の世界に入りたいというように変われる可能性もあります。
人生は長いのです。その長い人生、お酒とばかり仲良くしていて、他に楽しいことがあるのを知らずに終わってしまうのもつまらないとは思いませんか。
②太めのお父さんへ
スリムになれば中性脂肪の数値が下がることは確実です。
飲み過ぎ、食べ過ぎを自己チェックしてみませんか。
その前に自分は1日どのくらいのエネルギー量が必要なのか、それにはどのくらい食べればいいのかを知る必要があります。
少し難しいかもしれませんが、勉強してみてください。
例えば、あなたの身長が170cmで、現在40歳で、仕事は中等度の労働の場合、1日にとってよいエネルギー量は2400kcalです。
これを1日3回の食事に分けるてとるのですから、平均すると1食が約800kcalになります。
さて、お昼にカツ丼を食べたとしましょう。量にもよりますが、外食のカツ丼はだいたい1000kcalくらいあります。
残業で夜は天ぷら定食 を食べたとしますと、これはだいたい900kcalくらい。
昼と夜ですでに1900kcal。これであと食べていいのは500kcal。
500kcalはちょうどバターか゛ついたトースト2枚分(6枚切り)です。
朝にこのトーストを食べると、これで目一杯。あとなにか口にしたら、もう食べ過ぎです。
例えば、これにお酒がとっくりに2本分加わるとプラス340kcal。おつまみの枝豆が85kcal。
これでがまんしておくとしても、すでに400kcalのオーバーです。
日々このようにオーバーしていけば、かなりの肥満になっていくのは目に見えています。
数字で示してみると、例えば1日1600kcalが適切なエネルギー量の人が日々2500kcalをとり続けると、1ヶ月で3kg太る計算です。
トータルで7000kcalオーバーすると、ちょうど1kg太るのだと覚えてください。
食べたい、飲みたいの気持ちに任せて食べるものや分量をチョイスしていくと、確実に太りすぎになって、
当然、中性脂肪も高くなり、生活習慣病の予備軍になっていくことは必須です。