血糖値が高めといわれたら①
糖尿病はかなりポピュラーな病気のように考えてしまいがちですが、じつは「コワーイ病気」なのです。
「ガンの疑いがあります」「心筋梗塞の疑いです」などといわれたら、あなたはどうなります?
真っ青になって震え上がる・・・。どうしていいかわからないほど混乱してしまうことはまちがいありません。
それが「糖尿病です」・・・だったら?
鼻歌まじりに「それなら甘い物減らせばいいんでしょ」くらいではありませんか。
これが大きなまちがい。
糖尿病を放置すれば、失明、腎不全、組織がダメになる壊疽にまで進むこともあるのです。
知り合いの人で、この様な過程をたどって死に至った人が一人や二人はいるのではありませんか。
そして、その人の出発点は、糖が少し高いところから始まったはずです。
また、糖尿病の方には狭心症や心筋梗塞、脳卒中になることが多いのですよ。
糖尿病の人は太り気味で高脂血症で血圧の高い人が多く、
そのために善玉コレステロール(HDL)が少なく、悪玉コレステロール(LDL)が多いので動脈硬化になりやすいのです。
この様に糖尿病は生活習慣病のすべてを背負っているような病気なのです。
「甘い物を減らせばいいんだ」程度ではダメ。
本腰を入れて食事対策に取り組みましょう。