血糖値が高めといわれたら②
♥気づかってほしいこと・・・その1
①まず、肥満解消。
肥満解消できれば、数値はまちがいなくかなり改善されるのです。簡単でしょう?
やってみたけど、簡単じゃない? それは、三日坊主だからではないですか?
すぐに「今日ぐらいやめといていいか」と妥協するせいではありませんか。
根気よく、信念を持って実行する・・・。それしかありません。
自分の体の自己管理をすることすらできないなんて、ダメ。
とにかくやりましょう。
②食べ過ぎはダメ。ゆっくり、よく噛んで食べる
食べ過ぎはやめましょう。
ゆっくり、よく噛んで食べると少し減らし気味の食事でも満足できるようになるはず。
ちょっと最初は辛いでしょうが、ここがあなたの最初の正念場ですよ。
更に大事なことは栄養のバランスです。
ゆっくり、よく噛んで食べること以前に、その料理の栄養バランスが崩れていたら、それだけで体をこわします。
糖尿病の場合、一生の食事療法になりますから、この際に四群点数法を真剣に学んで、家族で本腰を入れてバランスのよい食事に取り組んでください。
③砂糖を多く含む食べ物に注意
糖が特に高いものは砂糖を多く含む菓子や甘い飲み物であることはご存じのとおりです。
④甘いものよりご飯、パン、うどん
糖は砂糖を多く含む菓子や果物、清涼飲料水に多いのですが、それだけではありません。
お腹の中に入ってブドウ糖になるものずてですから、ご飯もパンも、天ぷらの衣も、そして酒も糖質です。
炭水化物といわれるものは全て糖質です。
お菓子と果物をやめればいいというのはまちがいですよ。
ただし、ご飯、パン、うどんなどとデザート類と比べると、ご飯、パン、うどんなどのほうが安心できる糖質ではあります。
理由は、ご飯などのほうが吸収に時間がかかるからです。
吸収に時間がかかるということは、インスリンを急激に出さずにすむので、糖尿病に不安がある人には「やさしい食べ物」といえるのです。
デザート類の糖質は分子が小さくて吸収が早く、インスリンが急激に動員されるために、その分、血糖値が上がりやすいといえるのです。
「甘い物をたくさん食べたいから、お酒をたくさん飲みたいから、主食はなるべく食べないようにしている」
という考えは、この点からもまちがった考えなのです。
⑤脂質を取り過ぎないように
糖尿病の場合、脂質も気にしてほしいのです。
肥満対策、コレステロール対策も必要だからです。