尿酸値が少し高いといわれたら③
♥気づかってほしいこと・・・その3
①お酒好きお父さんへ
・禁酒の必要はありません。
ビールなら中ジョッキ1杯、ウイスキーならシングル2杯、ワインならグラス1杯、焼酎ならお湯割り1杯・・
これ全部飲んでいいっていうのではありませんよ。それぞれ1種類ずつが一晩に飲んでよい量です。
それでは飲んだ気しない?・・そうかもしれませんね。
でも、これで我慢する癖をつけてみましょう。けっこう慣れていくものですよ。
・接待だから、できない?
接待、接待っていって、なんとなく、惰性でお酒飲んでいませんか。
本当に欠かせない接待だけにして、しかもウイスキーを飲んだふりしてウーロン茶飲んで、それで酔ったふり。
そんな芸当も仕事のうち、かも。一番大切なのは自分の体ですから。
・酒の肴は、脂肪が少ない肉や魚、豆腐がまずはおすすめ。
それで、帰りにラーメン、家に帰ってお茶漬け?・・もう最悪のパターンです。
これじゃあ、痛風の三つの引き金である、飽食、大食、肥満の三横綱がそろい踏みってとこですよ。
嫌いなのかも知れませんが、酒の肴は肉と魚は1~2品にしておいて、あとは野菜や芋の1~2品に。
確かに、飲み屋さんには野菜の酒の肴が少ないんですね。
でも、もずくとか、山芋の酢の物、煮物などもあるのでは?・・メニューをよく見て選んでください。
それと、うま味もダメです。だから、ラーメンなどの汁をたっぷり飲むのも痛風予備軍の方にはおすすめできません。
大好きなお酒も、大好きな酒の肴もちょっぴりにして、あとはご飯も少なくして、
尿酸値を上げないことと、太らないことが、今の大テーマだということは忘れないでくださいね。
ちょっぴりみじめですけど。
②自称、美食家のお父さんへ
・「短命だっていい。毎日、食べたいものを食べたい。嫌いなもの無理して食べることないよ」というお父さん。
こんなお父さんに限って、自称美食家なのですが、本当の美食家というのは、美味しいものばかり食べたがるのではなくて、
「美味しい組み合わせ」を楽しむ人のことだと思いませんか。
肉には野菜の付け合わせ、硬いものにはソフトなもの、温かいものには冷たいものというように、
素材や調理、噛み応えなどの組み合わせを楽しむのが美食家のはずです。
・お父さんの美味しいものは、鰻、ステーキ、寿し、刺し身、天ぷらに焼き鳥ではないですか。
しかも、一人前では少し物足りなかったり。
これでは、間違いなく、肥満と痛風と言われる日も遠くはありません。
美味しい組み合わせを楽しんでください。
「ばっかり食」でなくて、少しずつをいろいろ食べることの楽しみを知ってください。
鰻には少なくとも酢の物を、寿しには野菜の煮物や野菜の和え物を。
・麺類好きなお父さん。汁は残してくださいね。
うま味は痛風の人にはダメ。残念だけど。汁は残して、実のうま味を味わってください。