貧血といわれたら②
♥気づかってほしいこと・・・その1
①鉄分が多く含まれている食べ物を覚えよう
鉄分のある食品といったら、誰でも知っているのはレバー。
ときにはレバーのみと考えている人もいるようで、「私、レバー大嫌いだから貧血なの」という人さえいます。
でも、レバー嫌いでも大丈夫、他にも鉄分があるものはいろいろありますから。
カキ、ワカサギ、カツオ(缶詰のカツオフレークなどおすすめ)、シジミ(身のほう)、アサリ、
鰻の肝(肝吸いなんていいのですよ)、イワシの丸干し、牛肉、卵、がんもどき、干しヒジキ、
ホウレン草、小松菜、パセリ、お多福豆、大豆、ブドウ豆、凍り豆腐、納豆、
切り干し大根、そら豆、きな粉・・などです。
けっこうたくさんあるでしょう?
魚、貝類、肉、卵、豆製品や豆、緑の野菜、海藻などに鉄分はあるということですね。
②ビタミンCもたっぷり
ビタミンCがないと、鉄分は体の中で利用されません。
食品に含まれている鉄は三価鉄というもので、このままでは鉄分として腸から吸収できません。
二価鉄という形になる必要があるのですが、二価鉄になるにはビタミンCの手助けが必要です。
また、ビタミンの1つである葉酸は造血には必要なものなのですが、この働きを強めるためにもビタミンCは欠かせません。
ビタミンCといえば、新鮮な野菜や果物。
柿、オレンジ、レモン、イチゴ、キウイフルーツ、小松菜、ブロッコリー、キャベツ、芽キャベツ、
カリフラワー、レンコン、さつま芋などが特にビタミンCたっぷりの食べ物です。
③ビタミンB12、葉酸も必要。多い食品は・・・
ビタミンB12と葉酸(ビタミンの一種)は赤血球を作るためにはなくてはならないもの。
これらが不足すると、赤血球ができそこないになってしまいがち。
ですから、貧血の人は鉄分だけとればよいということではないのです。
ビタミンB12と葉酸が多く含まれている食べ物も覚えて、積極的にとりましょう。
ビタミンB12が多いのは・・・
ニシン、カキ、サバ、牛肉、レバー、チーズ、卵、サケの缶詰、などです。
葉酸が多いのは・・・
カキ、タラ、卵の黄身、チーズ、レバー、ホウレン草、ブロッコリー、グリーンアスパラガス、
レタス、カリフラワー、ニンジン、タマネギ、キャベツ、芽キャベツ、じやが芋、
トマト、ピーナッツ、くるみ、バナナ、イチジク、などです。
どれも身近な食べ物ですね。
「これらの食品は貧血対策としても積極的に食べなければいけないものなのだ」
と頭に入れておいてください。