独活寄生湯(どっかつきせいとう)
独活寄生湯(どっかつきせいとう)
独活寄生湯は「備急千金要方」を出典としている
漢方処方で、「疲れやすく、下肢が冷えやすいもの
の次の諸症:腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み」
の効能効果があります。
独活寄生湯の名前の通り、独活と桑寄生という、
「風湿を除き痛みしびれを和らげる薬草」が主薬です。
痛みを和らげて筋肉や骨を丈夫にするために、
牛膝、杜仲という「腎を補い筋骨を丈夫にする薬草」、
秦艽、防風という「風湿を除く薬草」、
桂皮、細辛という「温めて経絡を通じさせる薬草」を
配合して効果を高めています。
更に、党参、茯苓、地黄、当帰、川芎などの「気血を
補い、体力を強化する薬草」を配合しています。
以上の配合により、独活寄生湯は慢性腰痛、関節痛、
リウマチ、手足の痺れなどの各種の痛みに効果的です。
特に、冷えると痛みが悪化する方、雨天時などの湿気
が多いときに悪化する方、疲れると痛みが悪化する方
に良い効果があります。
また、長く服用すると「骨を丈夫にする」ことが
できますので、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
からだにやさしい 本物の漢方薬
漢方の岩本薬局