漢方のお話270 タウンニュース神奈川・秦野版 12月5日掲載記事
「椎間板ヘルニア」
椎間板ヘルニアは、重いものを急に持ち上げたときや座り続ける事が多い運転手、事務仕事の人によく見られます。
それも患者は女性より男性に圧倒的に多いようです。
原因は、背骨を構成する24個の「椎骨」をつなぐ「椎間板」が圧迫され突出し、
これが神経に当たってしびれや痛み、排尿障害などを起こすというものです。
椎間板ヘルニアは、内服薬では治らないと思われがちですが、実際には漢方薬がよく奏功します。
55歳、男性。
数年前から椎間板ヘルニアで、ひどい時は歩けない。しびれもあり大変つらいとの事。
この方には「独活寄生丸(どっかつきせいがん)」を服用していただく。
1ヶ月の服用で下肢のしびれ、痛みが楽になったと大変喜ばれて、現在も服用を続けている。