心の疲れをためないライフスタイル①
♥ストレス予防・解消は「生活習慣の改善」と「サポーター」から
ストレス対策の3原則は「逃げない」「ためない」「隠さない」。
人間は生き物ですから自然のリズムで生きています。
生活のリズムを整えていくことが心身を安定させるコツ。
日常の職場や家庭の中で解消していきましょう。
♥その日のストレスはその日のうちに解消を
ストレスに対して、逃げるのではなく「ためない」こと。これがストレスと上手につきあうポイントです。
ストレスはためさえしなければ問題ありません。
適度なストレスは私たちに適度な緊張感を与えてくれるよい面もあるからです。
ストレスも家の中の汚れと同様、放っておけば、たまって落としにくくなってしまいます。
そこで、おすすめしたいのが「ストレス1日決算主義」という考え方。
ストレスをためない暮らし方です。
♥ストレス1日決算主義でいこう
「ストレス1日決算主義」とは、ストレスを翌日に延ばすことなく、その日のうちに片付けておくというライフスタイル(生活習慣)です。
ギリシャ時代の医聖ヒポクラテスは健康を保つためには「毎日の生活の中に5つの要素をきちんととりなさい」と言っています。
すなわち、毎日の生活の中に「運動、仕事、睡眠、休養、食事」の5要素をバランスよく保つということ。
毎日の運動、仕事、睡眠、休養、食事といった生活習慣を振り返り、改善していきましょう。
夜寝るときに「ああ、今日もいい1日だった」と思えるような、
1日24時間単位のリズムを大切にした暮らしが、心身の健康をつくります。
♥サポーターを大切に
ストレスをためずにうまくつきあっていくためのもう一つのキーワードは「サポーター」(ソーシャルサポート)です。
サポーター、つまり周囲に自分を支えてくれる人がいれば、心強いだけではなく、相談できるなどストレスを隠さずにすみます。
これは仕事面ならば職場の人、プライベート面ならば家族や友人などの周囲の人との和がポイント。
人は、人との関係の中で支え合い、支えてもらって生活をしているということに気づき、大切にしたいものです。
「生活」は英語で「ライフ」。これは「人生」「命」という意味もある。
つまり、一日一日の「生活」の積み重ねが「人生」をつくるとともに、
「生活」を大切にすることは「命」を大切にすることへとつながっている。