心の疲れをためないライフスタイル④
♥仕事・・・働きがいは生きがいの源
日々、生き生きと仕事をするためには、適切な仕事量やよい人間関係が欠かせません。
なにより、働くことに生きがいややりがいを感じていると、仕事への意欲や向上心が生まれ、ストレスへの適応力がアップします。
ポイント①・・・仕事に意義ややりがいを感じていますか?
あなたは、自分の仕事にどのような意味を感じていますか?
周囲の人が喜んでくれることがうれしい、自分の能力が生かせる、社会に役立っている、家族の生活を支えているなど、
自分自身の働くことの意味について振り返ってみましょう。
ポイント②・・・働きすぎていませんか?
「忙しいから仕方がない」とあきらめず、限られた時間の中で、いかに仕事をコントロールできるかを見直してみましょう。
・労働時間を減らすための工夫
1.仕事を抱え込むデメリットを考える・・組織のリスク、犠牲になる生活はないか?
2.時間を有効に使う・・・しなくてもよいこと、余分な仕事はないか?
3.締め切りを守る・・・終了時間は? 決まっていなければ自分で設定して効率よく
4.ほかの人に任せる努力をする・・・自分でなくてもできるようにするには?
ポイント③・・・職場での人間関係はうまくいっていますか?
職場のストレスでもっとも多いのが人間関係です。
しかし、仕事上の悩みと困りごとを抱えたとき、周囲に協力を求めたり、誰かに相談したりすることができれば、
安心して仕事に打ち込むことができます。円滑なコミュニケーションを心掛けたいものです。
♥職場で・・・考え方・捉え方を変えよう
ノルマを果たすこと、結果を残すことばかりにとらわれすぎると自分を追い詰めてしまいます。
なにごとも白か黒かでとらえる「デジタル思考」から、ゆとりをもって物事をとらえる「アナログ思考」への転換を図りましょう。
・「デジタル思考」から「アナログ思考」への転換を
1.成功・失敗で考えない
「どんなにがんばっても目標を達成できなければ失敗。なんの意味もない」→「失敗の中にも、次につながるものがある」
2.人と自分を比べない
「同期の人が自分より早く出世した。自分はダメな人間だ」→「出世のスピードや給与は人それぞれ。自分の働きに見合っているかが大切」
3.答えが出ないときもある
「つねに新しく、斬新な企画を出さなければならない」→「自分の考えだけでなく、周囲と話し合うことで改善点やよいアイデアが出てくることもある」
4.一人ひとり違っていていい
「まわりの仕事のやり方が自分と合わない」→「人の数だけ考え方がある」
5.ノルマが果たせないときがあってもいい
「ノルマは絶対果たさなければならず、達成できないときは職場を辞めるべきだ」→「目標や計画を立てることは大切だが、達成できないときもある」
♥家庭で・・・生活を見直そう
生活が不規則になると心も不安定になりがちです。生活面を整えましょう。
・生活面を整えるポイント
1.月曜を元気よく
心の不調を訴える人は、週初めの日に憂うつ感が強まる傾向が。
週初めを気持ちよく迎えられるよう、日曜は早めに就寝するなど、気力・体力を充電する。
2.朝食をおいしく
朝食を抜くと午前中の仕事がはかどらず、残業が増えたり、ストレスを感じたりしやすい。
夜遅くの飲食をやめると、胃もたれもなく、おいしく食べられる。
3.一日を3等分に
仕事に合わせて自分の時間や睡眠時間を減らすと、ストレスのもとになる。
一日を勤務時間・自由時間・睡眠時間と3等分し、仕事と私生活をできるだけハッキリとわける。
4.自分の性格を知る
仕事ができない気弱な人ばかりではなく、自信が強すぎて周囲と衝突する人、
仕事はできるが怒りっぽい人などもストレスをためやすい。