食べて解消 心のトラブル
♥「心」と「肝」に働きかけてリラックス。
①イライラ、怒りっぽい
「心」は脳とも関係し、「肝」は自律神経を調節します。
イライラ、怒りっぽいのは、肝の自律神経調節機能が上手く調節できずに「気」が滞り、興奮して頭に血がのぼった状態。
興奮を冷まし、リラックスさせる食材を使います。
この症状によい主な食材
三つ葉、春菊など香りのよい野菜、苦瓜、キュウリ、柑橘類、
ミント、菊花、ハスの実の芯、緑茶 など。
これが効く イライラに「苦瓜」
別名ゴーヤ。体の熱を冷まし、「気」のめぐりをよくする。
ビタミンCの含有量はキャベツの2倍。
使い方
苦味のとくに強い種とワタは取り除いて使う。
豚肉や豆腐などと炒めたり、茹でて和え物などに。
②クヨクヨ、憂うつ
中医学で「心の血虚」という、「心」の「血」が不足した状態です。
そのため血を補い体を温め、血液の循環をよくする食材が、落ち込んだ気分を晴らしてくれます。
心を補う豚や鶏の心臟(ハツ)もオススメです。
この症状によい主な食材
豚や鶏の心臟(ハツ)とレバー、ナツメ、プルーン、くこの実、竜眼肉(りゅうがんにく)、
金針菜、はすの実、ミント、ラベンダー、カモミール、茯苓(生薬) など。
これが効く クヨクヨに「金針菜」
ユリ科ホンカンゾウなどのつぼみ。生と乾燥させたものがある。
鉄分を多く含み、「血」を養い、精神安定効果があることから「忘憂草(忘れ草)」とも呼ばれる。
使い方
乾物は水でもどしてから使う。炒め物、和え物に。