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よくある漢方相談

男性を強くする生薬①

♠精子を減少させる環境ホルモン、ストレスと栄養バランスの乱れでも

今、PCB、ダイオキシンなどの環境ホルモンが人間や地球の生物に大きな害毒を与え、特に精子を減少させることが問題になっています。

しかし、精子の減少、インポテンツ、性欲の減退など性機能障害の増加には、生活環境の急激な変化によるストレスの過剰、

肉類の摂りすぎと野菜不足による栄養バランスの乱れ、特に亜鉛、マンガンなどの微量元素の不足、

また鉛、カドミウムなど重金属の蓄積なども大きく影響しています。

 

♠バイアグラは勃起させるだけ、精気を補い精力を回復させることが大事

男性の性欲は本来、体力、気力が充実した状態の時に相手に対する熱い感情とともに自然に高まってくるものなのです。

ただ勃起させるだけならば「バイアグラ」を服んで、ペニスの海綿体の筋肉を緩ませ、血液を流れこませてやれば十分かもしれません。

しかし、もともと心臓病や糖尿病の人が使えば、思わぬ「副作用」を起こしかねません。

また、性欲を起こす働きはなく、カラダの弱い人をはじめ、約3割の人には効かないと言われています。

男性は一般的に50~60歳になると、加齢とともに睾丸は小さくなりはじめ、またテストステロン(男性ホルモン)の分泌が低下し、

カラダの老化とともに性機能もだんだん衰退していきます。

例えば、70歳になると睾丸の大きさは平均して12歳とほぼ同じと言われています。

中医学ではこうした現象を「腎気虚き(じんききょき)」と言います。

老化を防止し、少しでも老化のスピードを遅くするためには、個人の体質や状態によって

腎の精気を補う働きのある「補腎薬(ほじんやく)」を選んで、常に補充していく必要があります。

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