男性を強くする生薬②
♥正常な性生活は健康の証明です。過度のセックスは短命の原因だ。
性欲は人間の本能です。
中医学の考え方では男性が陽で、女性が陰ですから、陰と陽が交合することはごく自然なことで、
むしろ禁欲は健康にも悪く、病気の原因になると考えられています。
しかし、男性の性機能のピークは24歳~32歳で、女性は21歳~28歳と言われていますので、
未成年のセックスは心身の発育によくないものと考えられ、特に女性の場合は妊娠・出産に悪い影響を与えかねません。
また、成人でも過度のセックスは中医学でいう「腎」を傷つけ、体力・精力を消耗させます。
中国歴代の皇帝は多くが短命でした。それは性生活に問題があったからです。
現代医学でも、過度のセックスは内分泌、免疫、自律神経などを乱れさせ、
甲状腺機能低下、腎機能の低下、慢性気管支炎、腫瘍、自律神経失調症などを誘発させることが指摘されています。
これらの病気があるときは、性生活を控えることは治療の上からも必要なことです。
♥セックスの回数は個人差が大きい。無理、過度は極力控えることだ。
健康な人のセックスはどのくらいが適当でしょうか。
もちろん個人差がありますが、一般的に20代は月5~8回、30代は4~6回、40代は4回、50代は3回、60~65歳は2回、
66歳以上は1~2回と言われています。
しかし、その時々の体調や健康状態によっても違ってきますから、無理をしないことが健康のためにも一番大事なことです。
過剰なセックスによって顔色が悪くなり、疲れやすく、めまい、ふらつき、記憶力減退、動悸、不眠、耳鳴り、食欲低下などを招き、
またひどい場合は精液に血が混じる、射精痛、インポテンツなどにもなりかねません。